海外口座とは、ざっくりいうと「海外にある銀行で開設した銀行口座」の事です。
海外口座は、日本国外に留学する人や富裕層に注目されていましたが、かつてない急速な円安の進行に伴い、一般的な人からも注目されるようになりました。
この記事では「そもそも海外口座とは何か」ということをざっくり紹介します。
海外口座とは
海外口座とは、日本国外の銀行で開設する銀行口座の事です。例えば、日本人の場合、アメリカや香港、シンガポール等にある銀行で開設した口座が、海外口座に該当します。
海外口座といえば富裕層が海外の金融サービスを利用するために開設したり、海外留学や海外赴任する人が生活用に開設するといったイメージがありましたが、近年は、一般層の方々の間にも、海外口座を持ちたいと考える人が増えています。
海外口座を開設するメリットとは
海外口座を開設するメリットは、下記の３つであると言われています。
・金融サービスが充実している（金利が高い等）
・海外で預金を引き出せる
・為替変動のリスクヘッジになる
特に分かりやすいメリットとして挙げられる事が多いのが「日本国内の銀行口座に比べ金利が高い」ということです。
日本国内では0.001%等といったような低金利状態が続いていますが、海外には2%を超えるような高金利サービスを提供している銀行もあります。
海外口座を開設するメリットについては、下記記事で詳しく紹介しています。
海外口座を開設するデメリットとは
海外口座を開設するデメリットは、下記の３つであると言われています。
・口座維持費用が必要
・書類等が各国の言語仕様となっている
・為替変動のリスクがある
特に日本人にとってハードルが高いのが、書類等を各国の言語で作る必要があるという事です。
基本的には、英語圏での口座開設になると思いますが、書類作成や口座情報管理、困った時のサポートについても英語で行う必要があり、普段から外国語に馴染みのない人にとっては、ハードルが大きい部分があります。
海外口座を開設するデメリットについては、下記記事で詳しく紹介しています。
海外口座を開設する方法とは
海外口座を開設する方法は、次の３つの方法が一般的です。
１）現地の銀行の窓口で開設する
２）日本国内の代理店を通して口座を開設する
３）オンラインで口座を開設する
従来は、現地の銀行の窓口で開設するという手法がほとんどで、実際、銀行口座を作るための香港ツアーといったツアーも開催されたりしていました。
しかし、現地まで渡航する事については、交通費や時間的な負担が大きいという事もあり、近年、日本にいながらでも口座を開設できるサービスが増えてきました。今では、オンラインで口座開設まで完結するようなサービスも登場しています。
海外口座を開設する方法については、下記記事で詳しく紹介しています。
海外口座の選び方とは
海外口座の選び方としては、次の３つがポイントと言われています。
・最低預金額はどれくらいか
・口座維持手数料はどれくらいか
・現地とオンラインのどちらで開設するか
以前は、海外口座といえば香港が圧倒的に人気がありました。理由は単純で、距離的に近いため、費用や時間的な負担が少ないという点に魅力があったためです。
一方、近年、様々な銀行が海外口座を開設できるようになってきており、自分の希望に合った海外口座を選択し、開設するという風潮に変わってきています。
海外口座の選び方については、下記記事で詳しく紹介しています。
海外口座の開設が難しいと言われる理由とは
日本人にとって、海外口座の開設は難しいと言われていますが、その理由は次の３つと言われています。
１ 言語の壁がある
２ 口座維持手数料が必要となる
３ 開設のために多くの書類が必要となる
一般的に、日本人が海外口座を開設することは難しいと言われていますが、その大きな理由がこの３つです。この記事をお読みの方の中にも「確かにこの３つのハードルは高そうだな…」と感じている方も多いのではないでしょうか。
なぜ難しいと感じてしまう理由については、下記の記事でもう少し詳しく紹介しています。
海外口座を開設する理由とは
海外口座の開設は日本人にとって難しいという事をお話ししましたが、それでも海外口座を開設したいと考える人は増加していると言われており、その理由は、次の３つであると言われています。
・高い金利にメリットを感じる
・複数通貨（ドル・ユーロ・香港ドル等）で資産形成できる
・海外の資産運用サービスで資産形成できる
こうした動きのきっかけの１つとして考えられているのは、2019年に金融庁のワーキンググループが公開した「老後2000万円問題」です。老後に必要となる資金を貯めるための選択肢の１つとして、海外口座の開設という手段を検討している方が増加しているとも言われています。
日本にいながら海外口座を開設する方法とは
日本にいながら海外口座を開設する方法は、次の２つです。
１ 日本国内の海外口座開設代理店を利用する事
２ オンライン完結型で口座を開設できる海外銀行で自分で開設する事
なお、代理店を使う場合であっても、オンラインや郵送で完結することが前提になります。
こうした方法を利用することで、近年は、海外への渡航が費用面や時間的に難しい場合であっても、日本国内にいながら海外口座を開設できるようになっています。
開設するならおすすめの海外口座とは
海外口座の開設におすすめなのは、JDB銀行（Trident Wallet）です。JDB銀行をおすすめする理由は、次の3つです。
１ 日本にいながら海外口座を開設できる
２ 代理店を通さなくても自分でオンラインで完結できる
３ 口座開設費用が安い
渡航せずにオンラインで口座を開設できる海外口座であって、口座開設費用が安いのが特徴です。ドル建てに加え、仮想通貨建ての支払いができるだけでなく、日本国内のATMで預金を引き出せるのも大きな魅力の１つです。
まとめ
この記事では、近年、開設したいと考える人が急増していると言われている「海外口座」について、簡単に紹介しました。ぜひ、ご参考にしていただき、海外口座についての知識を深め、よりよい生活を実現する一助にしていただければ幸いです。
